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疾患モデルショウジョウバエ開発室

希少神経難病ショウジョウバエモデルの開発

希少神経難病ショウジョウバエモデルの開発

筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者は日本でおよそ8千人、世界で推定35万人おり、また世界中で年間10万人が発症する運動神経難病です。シャルコー・マリー・トゥース病(CMT)は世界で推定250万人の患者がいる末梢神経難病です。私たちの研究室では、京都府立医科大学、鹿児島大学医歯学総合研究科、京都大学iPS細胞研究所らと共同で、各種神経変性疾患モデルショウジョウバエを開発し、成果を上げつつあります。

 

癌関連ショウジョウバエモデルの開発

がん遺伝子であるYAPは、肝がんや非小細胞性肺がんの6割、胃がんの3割など、多くのがんで、タンパク質の増加や核局在等が報告されていますが、タンパク質が増加する原因は明らかになっていません。YAPに相当するショウジョウバエの遺伝子(yki)の研究から、タンパク質増加の新たなメカニズムを明らかにし、よりヒトの病態に近いモデル系を確立することができました。